IPアドレスを隠したいと思いたくなる4つの事例
IPアドレスは、インターネットに接続しているコンピュータネットワークのおおよその地理的位置をデジタル世界に知らせる固有の番号です。インターネットにアクセスするにはIPアドレスが必要なため、それ無しでは何もできません。しかし、IPアドレスを隠すことは可能です。隠したくなるような状況が発生するケースを4つご紹介します。
1. 閲覧セッションを非公開にしたいとき
Googleは、あなたの友達よりもあなたのことに精通しています。あなたは、自分の人間関係、健康、その他人生で秘密にしておきたい話題をどのくらいの頻度で検索していますか。これらはすべて検索エンジンとインターネットサービスプロバイダ(ISP)側で記録されています。アクセスしているWebサイト側では、そこでの行動と共にIPアドレスも一緒に記録します。Google Chrome のIncognito Mode(匿名モード)とも呼ばれる非公開閲覧方法を使用する場合は、ブラウザ自体は閲覧履歴を保存しませんが、それでもISP側では保存されています。しかし、あなたがIPアドレスを隠すと、ISPと検索エンジン側では、検索結果とあなたを関連付けることができなくなります。
2. デジタル世界の障害を取り除きたいとき
一部のコンテンツの閲覧は地理的に制限されています。つまり、特定の国の人しかアクセスできないようになっています。換言すると、それ以外の国々は立ち入り禁止です。たとえばGDPR(英語)による影響で、一部のWebサイトではヨーロッパからのすべてのアクセスをブロックして、これらのユーザーのデータ処理に責任を負わないようにしています。IPアドレスはあなたがどの国から来たのかを示すものです。VPNを使用すると、実際のIPアドレスを隠して他の国のIPアドレスに置き換えることが可能になります。これは、通常はアクセスできないコンテンツを見るためのひとつの方法になります。
3. Webサイトやマーケティング担当者の追跡から逃れたいとき
IPアドレスがわかれば、Webサイトではあなたの閲覧活動を追跡することができます。オンラインマーケティングの担当者は、Web上であなたをフォローしたり、閲覧履歴に基づいてあなたの興味に合わせてカスタマイズした広告を表示することができます。IPアドレスを隠せば、あなたのデバイス側であなたの閲覧履歴情報を関連づけることができなくなります。
4. プライバシーを保護したいとき
Googleですばやく検索すると、ハッカーがオンラインで無作為に人々のIPアドレスを知るためのヒントと裏技が出てきます。そして、IPアドレスが分かると、その所有者の市、国、郵便番号、そしてインターネットサービスプロバイダの情報を知ることができます。名前が漏れることはありませんが、IPアドレスが隠されているとわかっている方が気楽でしょう。
IPアドレスを隠すことは、スマートセキュリティ/プライバシーの流れに沿っています。さらに、特に公衆Wi-Fiを使用する場合は、VPNを経由することによりIPが秘匿され、すべてのトラフィックが暗号化されることで堅牢なセキュリティが確保されます。F-Secure FREEDOME VPNのようなVPNを利用すれば、悪意のあるサイトからの保護や、第三者による追跡からの保護などのメリットも享受できます。
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