エフセキュアのサイバーセキュリティサービスがセキュリティアワードを受賞
エフセキュアのサイバーセキュリティサービスは、フィンランドセキュリティアワード「未来部門」(英語)のファイナリスト3社の中で最高の評価を受けました。
この部門のファイナリストには、フィンランド雇用経済省のAI技術、フィンランド技術研究センター(VTT) の車両技術開発プロジェクトも選出されていましたが、エフセキュアは、ホテルのより安全な電子入室システムに関する研究によってこの厳しい競争を勝ち抜くことができました。
このアワードは、「鍵の中の幽霊」(“Ghost in the Locks”)(英語)と名付けられたハッキングプロジェクトに対して贈られました。このプロジェクトでは、エフセキュアのコンサルタントでサイバーセキュリティサービスのプラクティスリーダー、トミ・トゥオミネンと、シニア・セキュリティコンサルタントのティモ・ヒルヴォネンが、これらの鍵をすべて解錠できるマスターキーを作成する方法を発見したものです。
プロジェクトは、アッサアブロイ社のスマートロックシステム、”Vision by Vingcard” にあった重大な設計上の欠陥を突いたことによって成功し、この欠陥によって専門家たちは数秒でホテルの部屋に入ることができました。
エフセキュアの発表後、何百ものウェブサイトがこの内容を公表しました。これらのウェブサイトには、BBCやロイター、ワイアード、CNBC、ニューズウィークといった大手通信社や業界誌も含まれています。
ティモ・ヒルヴォネンとともにエフセキュアのサイバーセキュリティサービス(CSS)部門を代表してこの賞を受賞したトミ・トゥオミネンは、「審査員は物理的領域を保護し、世の中を少しばかり安全にする努力を評価いただきました」と述べています。
また、「審査員はすべての人に影響を及ぼすサイバーセキュリティの重要性を訴えようともしていました」とつけ加えました。
ヘルシンキの旧学生会館(Old Student House)で行われた恒例の授賞式で賞を受賞した他の業界団体や個人は以下のとおりです。
- アブロイ株式会社、年間最優秀セキュリティ会社賞
- エリナ・ニエミマ氏、年間最優秀セキュリティ研究者賞
- ヘレン株式会社、年間で最も安全な団体賞
- フィンランド議会議長ユッカ・サヴォラ氏、セキュリティ部門功労賞
- Xpyro株式会社、特許出願中の森林火災発火防止剤ファイアストップ(Firestop) に対する年間最優秀OHTOセキュリティイノベーション賞
- イェレ・ペルトネン氏、外務省セキュリティ部門年間最優秀協調推進者賞
- 調査ジャーナリスト、パシ・ペイポネン氏、今年放映されたフィンランド国営放送(YLE)の番組A-studioに対する年間最優秀セキュリティ功績賞。番組は重要な組織のセキュリティに関するもの。
- セクリオン株式会社セキュリティコンサルタント、ニコ・ライハネン氏、年間最優秀セキュリティコンサルタント賞
- VPK (フィンランドのボランティア団体)、年間最優秀ボランティア賞
- ヘレン株式会社セキュリティマネジャー、マッツ・ファーガーストローム氏、年間最優秀セキュリティマネジャー賞