リアルタイム位置情報共有機能の復活
ショーン・サリバン
Googleは22日、Googleマップに、リアルタイムの位置情報を共有できる機能を近日中に追加すると発表した。Googleマップと位置情報共有機能というと、2009年に導入されたGoogle Latitudeが思い起こされる。位置情報共有機能は、多くの人の間で広く使われる機能となることは間違いないが、OPSEC上の配慮が必要となるかもしれない。
2009年2月5日のブログで、私はLatitudeに関して次のような記事を書いた。
昨日、Google Latitudeという新たな携帯電話アプリケーションが発表された。これはGoogleマップへの新たな追加機能であり、面白そうな機能である。
Googleによれば、Latitudeを使うと、次のようなことが行えるらしい。
- 友人が今どこにいるか、何をしているかを確認する
- SMS、IM、または電話で、すぐに友人と連絡を取る
- プライバシーは完全に管理できる
完全に管理できるだって? 確かに、自分の位置情報を追跡できるのは、自分が追加/許可する友人だけであり、Latitudeには手動で共有を無効にする機能が備わっている。しかし、完全に管理できるとまで言えるのだろうか。おそらく、強力に管理できると言ったほうがより正確だろう。
もちろん、そうした管理機能を忘れずに使用することが前提だ。
自分のプライバシーを完全に管理したいのなら、おそらくLatitudeのインストールは行わないだろう。
一方、一部の個人情報は共有してもよいと思うのであれば、Latitudeは実に便利な機能となるかもしれない。
追記:当ブログ読者のDaniel S.氏が投稿してくれたコメントによると、Googleは機能説明を次のように修正したようだ。
- 自分の位置情報、および誰がその情報を見ることができるかを管理できる
Latitudeは、一部では非常に高い支持を集めたものの、大成功を収めるまでに至ることなく、2013年にサービスを終了した。一方のGoogleマップは、事実上至る所で利用されるようになっている。そのため、「Latitude」も大きく生まれ変わるということだ。
この新たな位置情報共有機能には、オプトイン方式の採用、共有時間の制限など、強力な管理機能が備わっているようだ。それでも、自分の位置情報が漏れることについてご心配の向きは、アップデートの受信の際、設定を確認しておくことをお忘れなく。
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