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好むと好まざるとにかかわらず、若い世代の人たちにとってソーシャルメディアとインターネットは、生活の大切な一部となっています。最近の子どもたちは、私たちが子どもだった時代とはまったく異なる世界に生きています。世界中の親たちが、今の状況にどのように対処すればよいか混乱していることは驚くにあたりません。保護者のための「ソーシャルメディアガイド」が必要です。

ソーシャルメディアやインターネットにはメリットもあればデメリットもあります。メリットとしては、学習、社会性、コミュニケーション、気晴らし、自己アイデンティティの確立、その他にも無数の生産的な用途があります。それらの用途を全部知るまでもなく、すぐに新しい利用方法が生まれています。

反面、私たちはインターネットとソーシャルメディアが持つ危険性と悪影響について気付き始めました。ネットいじめ、ネット中毒、アダルトコンテンツ、グルーミング、セルフイメージの問題など、子どもたちにとってインターネットの危険性は増加する一方です。

そしてこれらの状況は日常化しています。世の中からインターネットやソーシャルメディアを消し去ることは現実的な解決策ではありません。だからこそ、インターネットを安全に使用するよう子どもたちに教える必要があります。エフセキュアは、子どもを育てる方法に精通しているとは言えませんが、インターネットセキュリティにおいては専門家です。そこで、保護者のためのソーシャルメディアガイドをまとめてみました。以下の7つのヒントを実践することで、お子様にインターネットを安全に使用する方法の参考にしてみてください。

1. 信頼を得る

子どもにとって、インターネットとソーシャルメディアは、大人も親も立ち入らない自分だけの場所のようなものです。しかし、親は子どもの安全に対して責任がありますので、そのことを子どもにも知ってもらうことが大切です。だからこそ、子どもの信頼を得ることが重要です。ただ厳しい制限を押し付けるだけでなく、インターネットの習慣をチェックする理由を説明することが効果的です。

その際、子どもにもプライバシーがあることを常に忘れないでください。多くの場合、一線を引く場所を決めるのは親次第ですが、常に子どものプライバシーを念頭に置いてください。子どもの要求は年齢によってもさまざまです。ある時点で、一歩引き下がって干渉しない部分を増やしてあげることも必要です。

子どもが何か不快な思いをしたときに、いつでも親に相談できると思うことが非常に重要です。子どものインターネットの習慣に関わるために、信頼を獲得し維持することは、親と子のどちらにとっても、さまざまな観点から有益なことです。

2. 良き手本になる

子どもに好ましい行動を促すには、まず親が良い振る舞いをしなければなりません。同じことは、インターネットに関しても当てはまります。子どもに問題のある行動を覚えさせたくなければ、自分の行動で改善できるところがないか検討することをお勧めします。「私がしているようにではなく、私が言うようにしなさい」と押し付けるのは、良い指導方法とはいえません。

親として何をすべきかを考えることから始めて、それを自分のソーシャルメディアチャネルで共有することもよいでしょう。ただし、あまり共有しすぎるのも、親子にとってリスクになることを覚えておいてください。たとえば、面白いエピソードや、子どもの写真を投稿することは無害に思えるかもしれませんが、それらが悪用されて危害が加えられることもあります。あなたが共有するコンテンツによって子どもがいじめられることもあり得ますし、写真がコピーされ、怪しいWebページに投稿される危険性があります。また、子どもにもプライバシーがあることを思い出してください。

3. 自らソーシャルメディアを学ぶ

このソーシャルメディアガイドを読んでいる方は、すでに自己啓発の行動を起こしていると言えます。ぜひこのまま続けてください。子どもがどのソーシャルメディアサービスを利用しているかを知ることも重要です。リスクとメリットが分かれば、状況をよりよく理解できます。さらに、子どもが住んでいる世界を知ることもできます。

子どもが使用するアプリは種類が多く、私たち大人はそれについて何も知りません。少しでも理解するための良い方法は、子どもに教えてもらうことです。直接体験するユーザガイダンスでアプリの機能がwわかれば、子どもと一緒に楽しむこともできます。それが良い考えと思えない場合は、YouTubeのビデオで確認する方法もあります。

4. 子どもにも学ばせる

子どもは、ユーザ情報の収集、詐欺、インターネットの影響範囲の広さなど、ソーシャルメディアに関連するリスクなどには無頓着です。しかし、一度インターネットに投稿した内容は削除されることはありません。

子どもがインターネットを使い始める時期に知るべき重要なことの1つは、プライバシーが保護されていないということです。ほとんどのアプリとサービスはユーザに関するデータを収集しており、インターネット上の情報を個人情報として扱われることはほとんどありません。子どもたちには、必要なとき以外は個人情報を提供しないように教えるべきです。これは追跡を避けるためだけではありません。見知らぬ人とやり取りするとき、子どもは自分自身についての多くの情報をつい与えすぎることがあります。

子どもが知っておくべきもう1つの重要な点は、インターネットでの行動が現実世界と同じような結果をもたらすということです。たとえば、インターネット上でのいじめは、被害者にとっては現実世界のいじめと同程度に深刻な影響を受けます。そうした行動は法的責任を負う可能性があり、子どもは年齢制限があることと、その理由を理解する必要があります。

最後に、子どもたちには、インターネットで見たことがすべて本当のこととは限らない、ということを知って欲しいのです。情報ソースに対する健全な批判は成年にならないと無理かもしれませんが、早い段階から疑うことを学ぶべきでしょう。さらに、インターネット上の人物は、本人が言う通りの人間とは限らないということを知っておくことが極めて大切です。

5. 事故は必ず起こる – どう対処するかが大事

ご存知のようにインターネットは危険に満ちています。我が子が危険なことに遭遇すると思って間違いはありません。その年齢の子どもが見ることを前提にしていないものが溢れています。何か子どもの身に悪いことが降りかかったら、必ずあなたに相談するように伝えてください。

子どもは本質的に好奇心が強いので、それが切っ掛けで事故を引き起こします。それで子どもを非難すると、二度と相談に来てくれないでしょう。逆に、話してくれた勇気をほめるべきです。インターネットで悪いことに遭遇した場合には、以下のアドバイスをしてください。

  • すぐにブラウザを閉じる
  • 大人に相談する
  • 学校の名前、自宅の住所、自分の場所、写真などの個人情報は、よく知っている人とだけ共有する。
  • 大人の許可または同席なしにオンラインで知り合っただけの人と直接会わない。

子どもたちにとって、信頼して話すことができる大人の存在は極めて重要です。そしてネガティブなことだけでなく、喜びや成功も共有できるようにしましょう。ソーシャルメディアは子どもにとって大切なものです。あなたが我が子の行動に興味を持っていることが本人に伝われば、それは彼らにとっても良いことです。結局のところ、子どもがインターネットの安全な使い方を学ぶ最善の方法は、実際にインターネットを使いながら学んでいくことです。

6. ルールを決める

子どもに初めてデバイスを与えたり、新型のデバイスに取り換えたときは、買ってあげたことと引き換えにその使用方法についての規則を決めましょう。これにより、出来ること、出来ないこと、規則を破った場合の措置などを明確にルール化します。これはまた、子どもたちに実生活に必要なスキルを教えることにもなります。守るべきポイントは以下のとおりです。

  • すべてのサービスで位置情報をオフにしておく
  • カメラの前では常にしっかりと衣服を着る
  • 見知らぬ人からの友達リクエストを疑う
  • オンラインで知り合った人に実際に会う前には必ず親の許可を求める
  • 誰かの写真を撮る前にその人から許可をもらう
  • 誰かの写真や情報を共有する場合も事前に許可を取る
  • いじめをしない
  • 新しいゲームやアプリケーションをダウンロードする際は、親の許可を得る

7. エフセキュアが家族ルールの実施を支援

子どもがデバイスでアクセスするコンテンツの種類を適切に管理したい場合は、F-Secure SAFEが役に立ちます。その家族ルールの機能は、デバイスにインストールすることを親が許可していないすべてのアプリとWebサイトをブロックします。これにより、子どもがアダルトコンテンツにアクセスすることは困難になります。

また、子どものデバイス使用時間を制限したい場合にも、家族ルールが役立ちます。F-Secure SAFE 使用すると使用時間制限を設定できます。また、子どもが十分な睡眠を取れるように、夜間にデバイスを使用できないようにすることも可能です。

F-Secure SAFEとその家族ルール機能は、F-Secure TOTALサイバーセキュリティパッケージに含まれています。さらに、プライバシーを保護するVPN、パスワードマネージャなどの機能も備えているF-Secure TOTALは、お子様やデバイスをインターネットの脅威から保護するための簡単で効果的なソリューションです。

 

F-Secure Japan

21.05.20 4 min. read

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