数千もの攻撃者から18個のアカウントを保護するには
個人情報を安全に保つことは、自分のアカウントを如何に保護できるのかにかかっています。 残念ながら、それは思っているほど簡単なことではではありません。
平均的なインターネットユーザは、18個のオンラインアカウントを所有していることがエフセキュアの最新調査であきらかになりました。*これらのアカウントにはすべて、個人を特定できるデータが含まれており、また、そのうちの一部(Webメールアドレスに紐付いたアカウントなど)は、詳細な金融情報につながるアカウントを含め、他のアカウントにアクセスしたり侵害するためのドアを攻撃者に開けてしまう可能性があります。
個人情報の保護はフルタイムの作業
18個のアカウントのそれぞれのパスワードは、他では使用せず、誰とも共有することのない、強力でユニークな文字列にしなければなりません。それは、催眠術でもかけられない限り思い出せないものが求められます。これらの要件が18倍になるのですから、普通の人にとっては、本来の仕事に加えて、サイバーセキュリティの作業がフルタイムでのしかかることになります。
また、すべてを間違いなくこなし、ベストプラクティスを適用して、全アカウントを保護したとしても、個人情報に対する危険性を排除することは困難です。2005年1月から2019年10月までの間に、Privacy Rights Clearinghouse(プライバシー権クリアリングハウス)は1日あたり平均1.8件のデータ侵害(英語)が発生しました。
エフセキュアのIDENTITY THEFT CHECKERは、あまたのEメールアドレスがすでに漏洩または侵害されているかどうかを確認するのに役立ちます。しかし、侵害と漏洩は絶え間なく続くため、一度チェックするだけでは不十分です。
驚くほど広いデータ侵害の範囲
以下のインフォグラフィックは、1人の犯罪者が1つの脆弱性を侵害することで、何千人もの攻撃者が悪用するようになる手口を明らかにしています。
一旦、あなたの個人情報が漏洩すると、アカウントの乗っ取りが直接試みられたり、あなたの名前を騙ったローンやクレジットに悪用されるなど、個人情報の盗難は様々な犯罪に巻き込まれる恐れがあります。最初の攻撃者は、データの収益化を試みた後は、そのデータをダークウェブで売りさばきます。ダークウェブのコンボリストに掲載されると、フィッシング詐欺やマルウェア攻撃など、より高度な攻撃の標的となり、さらに多くのデータが露出される危険性が高まります。
個人情報を制御する
個人情報を保護するには、包括的な戦略が必要です。エフセキュアの個人情報やアカウントの安全性を確保するコンシューマ向けの新製品「ID PROTECTION」は、データがどこにあっても制御することができる完全なソリューションです。
アイデンティティ管理は、エフセキュアの包括的侵害データベース上で個人情報が特定された場合の対応方法について、リアルタイムのアラートとガイダンスを継続的に提供します。侵害データベースは、数十億の漏えいしたハッシュデータとプレーンテキストパスワードで構成され、継続的に更新されます。ID PROTECTIONのヒューマンインテリジェンスとダークウェブ監視の組み合わせにより、侵害データを迅速に回復できるため、犯罪者が悪用する前に個人情報を回復することができます。
また、ユニークで強力なパスワードを自動的に作成し、利用する全てのデバイスで自動同期/自動入力を実現されます。
ID PROTECTIONは、今すぐ単独でご利用できますが、エフセキュアのプレミアムサイバーセキュリティスイートであるTOTALの一部としてもご利用いただけます。
*エフセキュアの調査、2020年5月、12か国(ブラジル、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ポーランド、スウェーデン、英国、米国)、各国あたり400人の回答者 = 合計4800人(+25年間)